このたび、7月より小児科の診察に復帰させて頂くことになりました。
4ヶ月余りの間、かかりつけの患者さまには大変ご迷惑をおかけしました。
私の体調については、免疫抑制剤の点滴治療は6月をもって終了し、今後もステロイド内服等の外来治療は続きますが全身状態は安定して良好で、リハビリにより筋肉もつき歩行もだいぶ安定してきました。ただ、両手、特に利き手の右手の麻痺はまだ残存しており、少しずつの回復はみられているものの完全回復の見通しはたたないのが現実です。
このような中で復帰を決意したのは、ひとえに、小児科医・・生まれたての赤ちゃんからやんちゃで無邪気な幼児、自我が目覚めしっかりしてきた学童、そして少し難しい年頃の思春期のお子さん、それから育児に不安を抱えたり葛藤したり日々奮闘している親御さん、これら皆さんと関わって一緒に成長を喜べるこの仕事が私の人生にとってかけがえのない大切なものだからです。
復帰が時期尚早との声もあり、スタッフの方々のお力もお借りしなければ診察も困難ではありますが、このような思いを尊重してくださった院長先生をはじめスタッフの方々には本当に感謝しています。
今後の診療においては、小さなお子さんの血液検査や点滴治療などの手技的なことは当面行えず、予防接種も私の指示のもと看護師さんによる接種となります。イレギュラーな形での診療となりますことをご理解頂きたいと思います。
今まで通り、些細な育児についてのご相談などにも誠心誠意の診療にあたりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
2022年6月27日 小児科 瀧澤真依子